今まで、茶道具は全て楽焼で制作してきました。
しかし今年になって、日用の器の釉薬の調合に手応えを感じ、また一方ではお茶をもっと多くの人に楽しんで欲しいとの気持ちから、
あえて楽焼の「茶盌」ではなく高火度焼成による「茶埦」を作ってみることにしました。
私の中では「茶盌」は楽と決めていますが、この「茶埦」はお茶席にも、ご家庭にも相応しいシリーズになったと感じます。
手入れに気を使う楽焼とは違ってどなたでも手にしていただきやすいものです。
津田友子の新しい、もう一つの顔として。
「変奏」と名付けました。